時の流れ

皆さんこんにちは!第12回を担当する小野寺です。早いもので、今年も残すところあと10日となりました。歳を重ねると月日の流れを早く感じるようになる、とはよく言いますが、確かに昨年に比べると、1年があっという間に過ぎたように思えます。本日は、「時の流れ」についてのお話をしようと思います。


鴨長明が綴った『方丈記』の『ゆく河の流れ』の冒頭に、次のような一節があります。

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」

現代語では「河の流れは途絶えることがなく、そこを流れる水はもとの水ではない。河のよどみに浮かぶ水の泡は、一方では消え一方ではできたりして、長い間とどまっていはいない」というように訳されます。時の流れを河の流れや気泡が消えていく様に見立て、

「常に時間は流れ、状況は変化し続けている」

という世の無常さを書き表しています。


時は常に流れ続けています。そこに私たちの意思は関係ありません。だからこそ、流れていった先で後悔しないよう、1分1秒を大切に過ごさなければなりません。


私自身今年は目まぐるしく状況が変わり続け、気が付けば一年が終わろうとしています。大学生最後の大晦日が近づき、ふとこの一年を思い返すと、挫折と後悔の連続だったと感じました。無駄に過ごしてきた日々を思い返すたび、「1日を、いや、1分1秒を充実させよう」という気持ちが沸き上がりました。


「あの時に戻りたい」とどれほど願っても、河の流れのように絶えず時は流れるのです。無為に過ごしてしまった日々は、もう戻ることはありません。10日後の大晦日の前に、日々の過ごし方について今一度振り返ってみてはいかがでしょうか。


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