「特殊なこと」ってすごいこと?
みなさん、こんにちは!クリエイターズラウンジへようこそ!
いよいよ就活本番ですね!自己分析や企業研究など、準備は進んでいるでしょうか?
今回は、久しぶりに就活に関するお話をしたいと思います。
学生生活の中で、皆さんは貴重な経験をされてきたと思います。
例えば留学、例えば団体立ち上げ、例えばアルバイト、学生時代では、高校までではできなかったことを多く経験し、学び、発見します。
しかし、皆さんの中にはふとこんなことを考えた人はいませんか?
「自分の経験ってなんかフツーだな」
と
そのように感じるのも無理はありません。就活中、他大学あるいは県外の学生さんと知り合うと、自分よりも、さらに「特殊なこと」や「貴重な」経験をしていて、いつしかそういう人たちに劣等感を抱いてしまうでしょう。
その劣等感を抱いてしまうと、今度は自分を否定的にとらえてしまう。そうして、自然と自分の心に「負のスパイラル」を生ませてしまうのです。
私もその一人でした。自分の経験したことは、果たして「特別な」「特殊な」経験なのかと深く考えすぎてしまい、終いには自己嫌悪に陥っていました。そんなことを考えても、何も解決しないということがわかっていても…
しかし、就活を終えた今、多くの方々と対応し、交流していく中で改めて感じることがあります。
「特殊」って、そんなにすごいの?
と
一般的に見て、特殊だと感じられる経験は、おそらく企業の人から見ても「特殊だ」と感じるでしょう。しかし、それがあまりにも特殊すぎると、人はその話に共感をおぼえなくなります。なぜでしょうか?
それは、聴いている相手が、そもそも同じ経験をしていないからです。
経験していない話を、何分もされても、相手はそれを他人事のように聞いてしまうでしょう。それでは、思いを届けるどころか、興味も持たれません。
むしろ、誰もが1度はしている経験の中で、自分だけが感じていたこと、自分だからこそ発見したことは何かという点に意識を向けることが大切なのではないでしょうか?
誰しもがぶち当たる壁、誰もが感じる不安、誰もがしてきた挑戦、それを自分はどう捉え、どう挑み、何を知ったかを見つめる。発見したことや、考え方、物事への挑み方などは、その人にしかない「オンリーワン」な生き方であり、考え方になります。
おそらく、同じ経験を誰かがしても、また違う捉え方をするでしょう。それでいいのです。
なぜならそれが、「その人なりの考え方」なのだから。
経験そのものに「特殊性」を見出さず、経験から感じた「想い」や「発見」に「唯一性」を見出す。みなさんもぜひ考えてみてください。
【本日の投稿】
LiA Project 佐藤裕尚
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